top of page
検索

LE FLEUVE/CACAO BUTTER CHEESECAKE

Chocolate Editor

Le fleuve ル・フルーヴ

カカオバターチーズケーキ


クレープのような小麦粉が焼かれた香ばしい香り、フルーティーでヨーグルトのようなクリーミーな香り。



薄い表層にこんがりとした焼き目。中にはバニラビーンズがたっぷり入っていることがわかる。



レアチーズケーキのようなクリーミーな質感ながら、濃厚なカカオバターの風味が重厚感を、カラマンシービネガーがさわやかな酸味を生み出している。


シルキーで滑らかな舌触りながら、小麦粉が含まれている分、食感は若干重め。その中でバニラビーンズがプチプチと主張する。ホワイトブーケのような甘いバニラの香りが豊かに広がる。表層の焼き目が、チーズのクセを香ばしさに変え、カフェラテのようなミルキーな香ばしさも引き出し、レモンの代わりにカラマンシービネガーが使用されていて、柔らかい酸味が全体の重厚感を軽くして、さわやかな余韻を生み出している。



WHOSECACAOのインドネシア産カカオバターは、フローラルな香りを含んだ軽やかなカカオバター。そのカカオバターの良いところを引き出し、クリームチーズとサワークリームだけでは出せない複雑味と重厚感を出している。


蜂蜜のような柔らかな甘味がありながら、食べ進めるごとに、カラマンシーの風味が重なり、強く感じられるようになる。そのほのかな収斂味もこのチーズケーキの特徴の一つ。


ただ、このカラマンシーの風味は解凍後、ある程度時間が経つと消えてしまう。この絶妙な酸味が、動物性脂質と植物性脂質のバランスをとっていたため、消えてしまうとあっという間にバランスが変わってしまう。


アシェット・デセールとして提供されていただ気がつかないだろうが、ホールを冷凍通販という形で販売していると、解凍後一度にすべてを食べない限り、このバランスの変わった状態になってしまう。この状態で食べると、カカオバターが入っている分、通常のチーズケーキよりもずっと重く感じてしまう。


通販でしか販売していないブランドだからこそ、一瞬のおいしさよりもその先まで考えてほしかったと感じてしまう。

閲覧数:6回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page