今年2月にパリのバスティーユ広場近くにオープンしたアラン・デュカスのチョコレート工場『ALAIN DUCASSE MANUFACTURE A PARIS』に行ってきました。
お店は、小さな通りに面して小さな看板があるだけで、気づかずに見落としてしまいそうです。
ただでさえ自信を持って反対方向に向かってしまう方向音痴の私。
地図を確かめつつ慎重に歩いてお店を探していましたが、日も暮れた後の閉店間際、アラン・デュカスの話題のショップ、しかも工場併設と聞いていたので、勝手なイメージで大きな目立つ建物だと思い込んでいたので危うく通り過ぎてしまうところでした。
門をくぐって奥に入ると、ガラス張りの洗練された建物が現れます。
煉瓦の柱と茶色のアンティーク風鉄製の窓枠の間から、複数の機械、カカオ豆の詰まった麻袋が見えます。
残念ながら工場は動いていませんでしたが、チョコレートへの期待が高まります。
この扉を開けるとショップになっています。
入って右側は工場、中央にはボンボンの棚、左側にはタブレットの棚。
商品はすべて同じ薄い茶色の袋や箱に入っています。
タブレットは、カカオの産地や濃度別だけでなく、中にガナッシュが入ったもの、ドライフルーツやナッツが入っているもの、ノンコンチング商品など種類豊富で種類ごとに表面に貼られたシールの色が違います。
タブレットの賞味期限は通常2年ほどですが、中にガナッシュが入っているものなどは1か月ほどしか持ちません。種類も多く、それぞれ毎日作られているわけではないので、賞味期限には注意が必要です。
閉店間際のお店に飛び込んだので、ほとんどお客さんのいない店内。
優柔不断な私は、うんうんうなりながらチョコレートの選択に悩み、結局選びきれず、店員さんのおすすめのタブレットを2枚、一番大きなボンボンのアソートボックスを購入しました。
アンティークな機械と、アンティークな家具。
流行りのBean to Barですが、最新というよりはすでに歴史を感じるパリらしい店構えに、こだわりのチョコレート。
チョコレートファンなら通いたくなるお店でした。
LA MANUFACTURE DE CHOCOLAT ALAIN DUCASSE
40, rue de la roquette
75011 paris
営業時間:火-土10:30-19:00
TEL:+33 (0)1 48 05 82 86
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